霞ヶ関論理は恐ろしかった!『上級国民/下級国民』

上級国民/下級国民

 

ここ数年で「働き方改革」が進みはじめた理由は、

【団塊の世代が現役を引退したから(既得権を守り切ったから)】

って、わかっていたけどやっぱり「あ゛ぁん(怒)!」って言いたくなりますね。笑

 

『上級国民/下級国民』

 

タイトルからしてなかなかギリギリな本ですが、内容もデータを元にした「あぁ、言ってしまった!」のオンパレード。

「社会的に解決できない問題も、個人的に解決することは可能」として、今起こっていること・これから起ころうしていることが書かれています。

 

◇ひきこもりは100万人ではなく500万人?

◇教育の本質は「格差拡大装置」

◇モテと非モテの分裂

◇ポイ捨てされる人間

◇「ヤフコメ民」はなにに怒っているのか?

など、目次を見ただけでもため息が出そう。

 

正直なところ、悲しいお知らせの方が圧倒的に多くって、

 

平成が「団塊の世代の雇用(正社員の既得権)を守る」ための30年だったとするならば、令和の前半は「団塊の世代の年金を守る」ための20年になる以外にありません。

 

どういうことかというと、(票田を持っている層を脅かすような)社会保障改革は行われず、

 

■年金が破綻しそうになったら保険料を引き上げる

■医療・介護保険が膨張したら給付を減らす

■それでも駄目なら消費税率を少しだけあげる

 

2040年を過ぎれば高齢化率は徐々に下がっていくので、それまでひたすら上記の対症療法を繰り返すのだそう。

なんて恐ろしいんだ!霞ヶ関論理!

 

【ベーシックインカムは破綻する】という話も、読んでみると納得の内容で、私の「ベーシックインカム+ちょっとの労働で、お気楽極楽半隠居生活」という淡い期待は消え去りました…

趣味は読書とゲームという、さほどお金を使わなくも楽しく生きられる人間なので、「ベーシックインカムが導入されれば、いける!」と思っていたのですが。残念です。

 

また、あとがきにはこんな未来をどう生き延びればいいかが書かれているのですが、それも、

 

◇高度化する知識社会に最適化した人的資本を形成する(年収数千万円のエンジニアになる)

◇SNSで多くのフォロワーを集め、その「評判資本」をマネタイズしていく(有名ブロガーやユーチューバーになる)

 

という、到底みんなができるようなことではないもの。

 

…えー!?書評系ユーチューバーにでもなれとでも?

普通の人がサバイブするのが大変な世の中が、だんだん近づいてきているということでしょうか?

 

上級国民/下級国民 (小学館新書)

 

 

橘玲さんの本はこちらもおすすめです。

 

身もフタもないけれどこれが真実『専業主婦は2億円損をする』

専業主婦は2億円損をする

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