話が伝わらない・かみ合わない…その理由はこれだった!『具体と抽象』

具体と抽象

先日仕事で、あるシステムの使い方の説明をしていたとき、「あいまいな単語でも商品名を検索できますよ。例えば○○とか××とか」と伝えたところ、

「××なんていう商品はありません」

と返されました。

そういうことじゃなくて、似たような単語でも検索できるっていう話なんだけどなー、なんで伝わらないの?、と思っていたのですが、この本を読んで理由がわかりました。

『具体と抽象 世界が変わって見える知性のしくみ』

この本は、抽象概念を扱う思考力を高めて、発想力や理解力を向上させたいと思う人と、周囲の「具体レベルにのみ生きている人」とのコミュニケーションギャップに悩んでいる人を対象に、具体と抽象について解説しています。

抽象化とは一言で表現すれば、「枝葉を切り捨てて幹を見ること」といえます。文字どおり、「特徴を抽出する」ということです。

冒頭の件はまさにこれ!

枝葉を切り捨てた人と切り捨てていない人、つまり、抽象レベルで話している人と具体レベルで話している人の会話だったのでかみ合わなかった、と。

他にも、日常で起こりがちなトラブルは、実は具体と抽象の問題だったということに気づかされる例が多く書かれています。

状況と相手に応じてちょうど良い抽象度でコミュニケーションすることが重要です。「抽象的だからわかりにくい」ということがクローズアップされがちですが、じつは「具体的すぎてわかりにくい」こともあるのです。

これは、新入社員にいきなり専門用語や社内用語で業務の説明をするみたいなことですね。今の時期よく見かけます。

これって、自分がやられる立場になるとわかるのですが、一部分だけ抽出して説明されるがために、前後の業務が把握できずすごく覚えにくいです。

言われたことを丸暗記するしかないのですが、人間の記憶力には限界があり…

しかし、教えている方は「具体的に説明しているのにあいつはちっとも覚えない。使えない奴だ」という評価になるという残念な展開になりがちです。

先輩方にはぜひ、新卒・中途にかかわらず新しく入社した社員には、抽象→具体、の順で業務を教えていただきたいです。

こういった解説を見ていくと、

◎自分が抽象レベルで考えられるときは、相手の具体レベルにあわせて話をする

◎相手が何を言っているのかわからないときは、自分の抽象レベルが低いので、もっと高くできるように努力する

ことで、改善の糸口が見つけられそうな気がします。

「なんであいつはああなんだ!」じゃなくて、自分の方を変えなさい、ということですね。

そういえば、いつも他人のせいにしている人って、具体レベルの話ばかりしている人が多いような…

相手に合わせて具体と抽象を行ったり来たりする、を意識したいと思います。

具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ

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