ミスを防いでアイデアを生むためには?『失敗の研究』

失敗の研究

 

『失敗の研究  “違和感”からどう創造を生み出すか』

 

タイトルに「失敗」と入っていますが、ミスや失敗をするな、という話ではなく、

「失点を気にしてグズグズしているくらいならば、どんどんと自説を提案して、新しいことに挑戦してほしい」

という、今っぽい内容。

 

ここだけ切り取ると自己啓発本っぽく見えますが、目次を見ると、

 

◇人間は、なぜ失敗するのか

◇失敗を防ぎ、創造を生むために

◇違和感の補足感度を高めるメソッド

◇リスクやチャンスを予測しよう

◇うっかりミスは安全装置が防ぎ、知識はAIが手助けしてくれる

◇歴史から自説を立てることが、仮説検証のトレーニングになる

◇21世紀に必要な仮説検証力は、「勇気」と「自信」からつくられる

 

など、そうとは言えない感じ。

著者は失敗学を専門としている東大の教授だそうで、納得。

 

といっても難しい内容ではなく、自説を述べたほうがいい、という理由ひとつをとっても、

◇日本人は「こんなことを言うと、浅はかだと思われる」と先読みして心配するが、まわりは自分の番で何を言おうかと考えるのに忙しく、結果的に誰も気にしていない

◇歴史だって、教科書は正しいと信じて暗記しても、10年後に解釈が変わる。科学だって教科書は絶えず変わっている

など、 視点もいろいろでわかりやすいです。

 

また、

自説や仮説を述べてそれを立証することは、東大生であっても、できる人はできて、できない人はできない。しかも、できない人ができるようになるとも限らない

という、我々にとって勇気が出る(?)話も。

 

チャンスやリスクを逃さないためには違和感をとらえることが大切。だから普段から、

違和感をとらえて、そこを起点に連想ゲームをおこなって脳内の記憶を呼び起こし、アイデアノートにその自説を書いておこう

だそうです。

 

本には著者のアイデアノートの一部が載っているのですが、「こんな程度でいいのか、と思うだろう」と書かれているものの、どう見ても「こんな程度」ではないクオリティ!

普段から実践すればこうなれるのな、という淡い期待を抱きつつ…初心者は初心者なりのアイデアノートを書こうと思います。

 

失敗の研究

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