10年前の本なのですが、なかなか興味深かったので。
『仕事アタマの設計図 思考のボトルネックを解除しよう!』
ボトルネックというのは、ベルトコンベアで生産している工場があったとして、
Aさんは1時間に20個、
隣のBさんは1時間に15個、
その隣のCさんは1時間に10個、
作る能力があるとすると、その工場で1時間で作れるものは最大で10個。
つまり、優秀なAさんではなく、もっともダメなCさんが工場の出来高を決めてしまっています。
そんな、アウトプットを制限しているCさんのようなことをボトルネックと言っていて、それは人間の思考にもあるので、それを見つけて対処・解除していきましょう、という内容の本です。
人間の思考のボトルネックは何かというと、
知識:情報、技能、手法
選択:認識、選択、前提
生/活力:健康、習慣、好奇心
の3つで、どれかひとつが悪いだけで他に悪影響を与えるので、バランスよく高めてくことが必要だそう。
◇知らなかったせいで損をしてしまった
◇思い込みで進めてしまったためうまくいかなかった
◇肝心なときに体調を崩す
など、みなさんそれぞれ、自分の弱い部分や陥りがちなパターンがあるのでは?
「思考のボトルネックが人生の限界をつくっている」というのは、恐ろしい話だけどおっしゃる通り。
本にはボトルネックの解除法(というか解除するための考え方)がたくさん書かれているので、実践すれば、やりたいことをやりつつ、たくさんのことを達成することができるようになれそうだな、と思います。
![]() |
仕事アタマの設計図思考のボトルネックを解除しよう! [ 石川 和幸 ]
|