ビジネスを「先読み」する人の日本経済史の読み方
 

2015年の本なので、ちょっと古いかなとも思ったのですが、よく考えてみたら、日本経済「史」だから、古さは関係ありませんでした。

『ビジネスを「先読み」する人の日本経済史の読み方』
 

ビジネスを「先読み」する人の日本経済史の読み方


思った以上にわかりやすかったので、大人として経済の知識をざっくり身につけておきたい人におすすめです。
完全に覚えていなくても、いざ経済の話になったときに、「あぁ、そういえば、そんなことが書いてあったな」と、会話についていける程度にはなれるはず。

内容も、

◎ なぜ借金大国日本は破綻しないのか
◎ 日本が経済大国になれた理由
◎ バブル崩壊は止められなかったのか
◎ 金融の異次元緩和は救世主となるか

という、みんなが疑問に感じることに対して、過去の歴史をたどりながら説明されています。

ちなみに、日本経済がまだ破綻していないのは、経常収支が黒字だから(=海外から稼いでいるから破綻はしないだろう、と信用されているから)だそうです。

調べてみたら、2017年は10年ぶりの高水準だったそうで、なんとなくの空気感で「日本はもう破綻するでしょ!」なんてしたり顔で話すのは、ちょっと恥ずかしいことかもと思わされました。
(黒字だから大丈夫と言える状況でもないでしょうけれど。)

他にも、国内での製品やサービスはほぼずっと供給過多で、作っても売れていなかった、ということにも驚きを隠せません。
作っても・サービスを提供しても売れないんじゃ、そりゃあ、会社員のお給料も上がらないわけです。

むしろ無駄しか生み出していないのだから、『新・生産性立国論』で、「生産性の低い企業をもっと減らしたほうがいい」書かれていたことにも納得。

※『新・生産性立国論』:日本人の生産性を向上させるための方法が書かれている本です。こちらも今度ご紹介します。
 

と、こんな感じで、お給料の話から、日本が破綻するかもという漠然とした不安まで、自分の生活と関わる部分もからめて書かれているので、「なんか難しそう」と、ニュースで流れていてもスルーしていた経済について、これを読んでからは興味が出てきました。

そんな私は経営学部卒です(笑)
 

デービッド・アトキンソン 新・生産性立国論

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