人口減少社会の未来学
 

たしか大久保佳代子さんだったと思うのですが、以前雑誌で自分のことを「少子化と高齢化を一人でやってる」と言っていて、「私もそうだよ!」と激しく同意した覚えがあります。

「自分の人生なんだから気にする必要はない」と思っていても、アラサー以上の結婚していない・子供がいない女性は、心のどこかでほんのちょっとだけ、少子化問題に罪悪感を感じる瞬間ってありませんか?

実のところ、「私が子供を産まなくても、何ら問題ない社会になってほしい」という自分勝手な思いを抱いている私にとって、少子化問題はいろいろな意味で気になるジャンル。
(というか、子供が欲しいと思っている人に、もっと手厚いサポートがある社会になってほしいなと思っています。今回の趣旨とは外れるので、これ以上は書きませんが。)

そんな少子化、つまり日本の人口減少について、さまざまな視点から書かれているこちらの本。すごく面白いです。

『人口減少社会の未来学』
 

人口減少社会の未来学


ひとりの人が書いた本だと、その人の専門分野しか知ることができないけれど、この本はいろいろな方が寄稿しているので、生物学や経済学、政治、建築、保育など、全然違う切り口から、人口が減少した原因や、この先どうなるのか?、どうするのがいいのか?、などについて知ることができます。

生物学者の池田清彦さんは、 (ホモ・サピエンスがネアンデルタール人やデニソワ人と交雑していたことから)
ホモ・サピエンスの性的パートナー選びはかなりいい加減
(少々体形や肌の色が違っても気にしない)

という話を持ち出しつつ論じていて、そんな新知識が得られるところも面白いのです。
(生物学の本が読みたくなります。笑)
 

また、寄稿されているみなさまが、歯に衣着せずズバッと書いていたりして、その痛快さもたまりません。

◎ 日本人は「起こるかもしれないこと」に対して心の準備をすることが苦手

◎ 日本人は「最悪の事態」に備えてリスクヘッジする習慣がない

◎ このままでは日本人は絶滅するというアホなことを言う人もいるが、ある程度減少すれば定常状態になって安定するに決まっている

◎ 日本を動かしているのは「空気(思いこみ)」で、そんな世の空気は客観的な数字の示す事実に反している場合が多い
(イメージと違う⇒だから無視していい、と、思考停止している)

とか、なかなか辛辣。でもおっしゃるとおりです。
 

ここに書かれていることが、今後起こること、というわけではないけれど(と、本でも断っています)、この1冊で視野を広く持てるようになるので、いろいろな意見を知っておきたい、という方におすすめです。

また、人口減少が、「女性が子供を産まないからだ」という短絡的な原因だけではないということもわかるので、ちょっと気がラクになる…かもしれません。
 

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