「あぁー、言ってしまった!(笑)」スカッとしつつも共感できる本『出好き、ネコ好き、私好き』

『出好き、ネコ好き、私好き』
 

今さら私が言うまでもないのですが、やっぱり林真理子さんのエッセイは面白い!
率直な物言いに惹きつけられて、一気読みしました。

『出好き、ネコ好き、私好き』
 

出好き、ネコ好き、私好き (光文社文庫)


雑誌「STORY」に連載されていたエッセイが文庫化されたもの。

このエッセイを書くにあたり心がけたことが、

「説教はしない」
「キレイごとは書かない」

ということだけあって、「それ、わかる!」と言いたくなる部分が多々あり、本当に爽快、かつ共感できる内容です。

「二人ともキマっていて隙がない夫婦は、かなりの確率で感じ悪い」とか、「ビンボー人に美人妻なし」とか、「あぁー、言ってしまわれた!(笑)」という名言が、そこここにちりばめられています。

私がDRESSのコラムで書いたら、絶対にボツにされそうなことなども書かれていて、スカッとするやら、それを書けてしまうことをうらやましく思うやら。
 

言っちゃダメなことをよくぞ書いてくださった!、というスッキリ感もありつつ、反対に、アラフォー世代にとってはちょっとホッとできることも書かれています。

歳をとると女の人って容姿にかまわなくなるのに、ハヤシさんはいつも手入れが行き届いている、と褒められたことに対して、
「(たとえお金をかけても、美の向上というよりもメンテナンスになってしまう)中年は結果じゃないんだ。その“行程”が賞賛されるべきなんだ。それ自体がひとつの美しさだ」
とかね。

また、自分よりも年齢が上の林真理子さんが、「私はまだ老いることの覚悟ができていない」と書いているのを見て、「私もそう思ってるけど、それでいいんだ」と思えたり、「STORY」の読者世代=アラフォーの心ををつかむことばかり。
 

その面白さに引き込まれて、ぶわーっと一気に読んでしまったのですが、一応私も文章を書くことを生業のひとつとしている身。
今度は、どういう書き方をすれば、こんなに吸引力のある文章が書けるんだろう?と、じっくり2回目を読んでみようと思います。

DRESS以外の別の媒体でも、近々記事を書くことになりそうなので、もうちょっと勉強しておかないと…

たまに、「文章を書くのがうまい」と、お褒めの言葉をいただくことがあるのですが、私の場合、書くことは、完全に後天的に身に着けた技術。
そのため、書くことは嫌いではないけれど、それほど好きでもなく、はっきり言って、書いていて苦しいことのほうが圧倒的に多いです。

「ブログなんて、5分、10分で書けますよー!」とのたまう人が、憎たらしくてしかたありません(笑)

それでも、昔から本を読んできた結果が、そういう評価につながっているのかなぁと思うと、うれしくもあり。

そういう経験によって、
「果たしてこれが、生きていくうえで役に立つんだろうか?」
と思えるようなことに対しても、
「ひょっとしたら何かが起こるかもしれないし、もうちょっとやってみようか」
という、ちょっと前向きな気持ちになれるのも、いいことなのかなと思います。

理想は、書くことじゃなく、「(本を)読むことが仕事」、なんですけどね。
「美容家」という職業があるなら、「読書家」があってくれてもいいのに(笑)
 

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